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2007. 1. 25. Thu
       マツダの競技用駆動系の話 グループC編 1
マツダスピードのレース活動はその後RX7を改造したレース車両から、グループCカーの時代に突入した。 
当初、2ローター13Bエンジンを使用したC2(Cジュニア)クラスに参加していて、車名717・727・737が基本的に同じシャシー(モノコック)を使用していた。 
トランスミッションはヒューランドのFGA400型を一部加工して使用していた。 
1983年717はシルバーストンでのレースでは、数々のトラブルが発生したが克服し、ルマンでは無難に走行しクラス優勝した。 ライバルが少なかった事もあるが、このシリーズの車両の中では一番多い、1周約13kmのサルテサーキットを302周走りゴールしている。 
1984年727はルマンのレース中に他車とのクラッシュ等のトラブルで遅れたが2台共完走し、REエンジンを搭載したローラT616のクラス優勝と共にロータリー車全車(4台)完走を果たした。 
1985年737は1台は比較的順調に走行したが、レース終盤になってトランスミッションの後ろ側のベアリングが破損し、キャリア部分の部品を丸ごと交換したが、ミッションケースのクラック発生の為、レース終了寸前までピットで待機し、チェッカー前にやっと周回させて完走させる状況だったが、クラス3位になった。 
もう1台はスタート後まもなく、エンジンのオイル系のマイナートラブルが発生し修理に手間取り大きく遅れ、その後挽回したがクラス6位の結果に留まった。 
当時は、ルマンのレース前に、レース走行距離約5000kmの走行テストを事前に行なう程チームに余裕が無かった時代だった。 何とか車両製作を間に合せ、国内の耐久レース参加やシルバーストンでテストは行なったが、事実上ルマンに対しては、多少ブッツケ本番的な参加が多かった。 
特に737は、イギリスのスネッタトンでの走行テストで火災を発生し全焼した。この時は何故かモノコックまでスペアがあったので、イギリスの前線基地であるシルバーストンのガレージで約3日?の完全徹夜作業で、ほぼゼロに近い常態から焼け残りやスペアパーツで1台の車両を組上げ、トランスポーターに載せ、ドーバー海峡を渡りフランスに向かった。記憶もかなり薄れたが、今までの人生で一番キツイ徹夜だったと思う。  
ルマンのレース前からメカニックは既に耐久レースが始まっている状況だったのだ。 ┓(´_`)┏
  
 
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