まほろば日記

2004年1月17日〜 発信 上田まほろばYH
 

2021年1月30日(土)
 
絶筆
2017年に亡くなった葉室麟の最後の小説”星と龍” 
南北朝時代の後醍醐天皇と楠木正成の関わりを描いている。 
楠木正成は知ってはいたが、どんな働きをした人物かよくは知らなかった。 
悪党といわれる地頭であったが知略武力に優れた戦上手、その戦の明け暮れの中にも「正義」を好む性格であったとの設定。 
彼の正義とは、帝を奉じて領民が安寧に生きていける世を作ること。 
鎌倉幕府を倒し、隠岐に流されていた後醍醐天皇を助け出し擁立するも、実権を握った天皇の思いがけぬ悪政が見え始めてきた、一方で足利尊氏が台頭してきている。 
さて正成、どちらに加担するか?というところで、絶筆。 
人間の善を信じたくなる時、葉室麟あるいは藤沢周平を読みたくなる。 
続けて読んでいると「人間って、こんなきれいなところばかりじゃないよな」と飽きてくる。   
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1月 31日(日) メジロ?
1月 30日(土) 絶筆
1月 29日(金) 落花生
1月 28日(木) Let it be
1月 27日(水) 狭山茶
1月 26日(火) 縫物はやっぱり面白い
1月 25日(月) もう水仙が




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