++ てしごとDiary ++
izumiジュエリーシマノの藤沢泉のページです。
神奈川県小田原市に、ジュエリーショップを経営しております。

ジュエリーの紹介の他、アクセサリースクールの情報、またプライベートについても、
日々のことを書かせていただきます。




(背景は Happy Cloverシリーズ−シロツメクサのチョーカー)


2005. 5. 30. Mon やってもやっても・・
2005. 5. 29. Sun 珊瑚大人気!
2005. 5. 27. Fri 溜まった疲れをとるには・・
2005. 5. 25. Wed 材料調達
2005. 5. 24. Tue 今月のアレンジメント
2005. 5. 23. Mon がんばっています〜
2005. 5. 21. Sat 4年も続いています
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2005. 5. 5. Thu
 
好きな場所 part2
「好きな場所 part1」というのを、昨年書いて、そのまま続きを書いていないことに気がつきました。お気に入りはその後たくさん増えているので、少しずつ書くことにします。 
 
さて、連休3日目もひとりです。3時過ぎまで家にいて、雑誌をめくったりしてのんびりと過ごしていましたが、何か物足りない・・。じっと家にいるのが苦手です。 
 
中ノ島という、小さな中州に国立国際美術館があります。昨年の11月にここに移転OPENして以来、自転車で行かれる大きな美術館は、私の一番のお気に入りの場所です。 
太い銀色の鉄が、大きくうねるようにデザインされた外観は、ダイナミックです。天気の良い日、雨の日、夕方、見るたびにいつも表情が違って、魅力的です。 
 
今日は「エミール・ガレ展」を見ました。 
http://plaza.harmonix.ne.jp/~artnavi/12publicty/170522-kokusai-galle/00kokusai-galle.html 
 
ガレの作品の実物をはじめてみたのは15,6年前で、諏訪湖のほとりにある、北澤美術館でした。北澤美術館は、とてもこじんまりとしてセンスが良くて、そのひっそりとした中で、ひとよ茸ランプなどを見たことは、今でも忘れられない思い出です。(今美術館は、新館も出来て人がたくさん。少し様子が変わってしまったよう。) 
 
それ以来ガレの作品は、いろいろな場所で目にしますが、今回のような大きな展覧会は初めてで、初期の作品から年代を追って見られたのは感激でした。 
ガレの美術的な才能と知性、商売の才覚。とてもバランスのとれた方なのです。これだけのたくさんの作品を世に残し、新しい技術を次々と生み出したのには、やはりちゃんとわけがあるのですね。 
 
晩年の、素晴らしい作品を見るところで、5時になってしまい、係員の方に締め出されてしまいました。ああ〜っと横目で追いながら、展示会場を出ます。 
しょうがないから、閲覧室で展覧会図録を見て、見た気になります。ここにもまたガードマンがやってきて、閉館ですよ〜、と追い出されます。 
 
追われた先に、美術館のカフェAQUA(石鍋裕さんプロデュース)があります。ここは7時まで営業なので、コーヒーを飲んで、しばらく余韻に浸ります。 
やっぱりいいなぁ、美術館は。1000円強のお金と、2時間という時間あれば、作品世界にどっぷりと浸かれて、作家の人生について考えられるのですから。 
 
オトナになって、美術館がより楽しくなったのは、作品を見た時に何歳の作品か、この頃どんな友人がいたのか、経済状況はどうだったのか・・と作家のことについて、より考えが及ぶようになったことと思います。若い頃は、作品そのものを見るだけで精一杯だったから・・。 
 
そんなことを考えて、カフェから外へ出ます。 
もう美術館の周りに人はいなくて、夕陽にぼんやりと光る銀色のオブジェ。鉄は静かに柔らかく光っていて、触ると小学校の校庭を思い出す温度でした。   

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