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2006. 12. 29. Fri
       マツダの競技用駆動系の話 2
NA6ロードスターのファイナル・ギアは、80年代後期にWRCの入賞や全日本ラリーで上位独占の快挙を成し遂げた、フルタイム4WDの魁 BFMR型ファミリアのリア用のファイナルと同じサイズの物である。 
ターボ付きB6のファミリアはFFベースの4WDだったので、リア・デフ関係のトラブルは少なかった。偶に壊れたのはセンターデフの入力側のギアだった。 
NA6に使用されても、ノーマルパワーでは問題なかったが、ハイグリップ・タイヤの使用やパワーアップをすると、壊れる事が多々見られる様になった。 
NA8では、SAセブン以前から使用されているサイズに変更された。 
しかし、このファイナルサイズでも、1981年のル・マン24時間に参加したRX7−253は2台とも、中盤にファイナル・ギアを破損してリタイアした。 300PS近い馬力での長時間の使用はやはり無理だった。 
この時のレースの為に、デフ・コンプリート・ギア比違いで各2セット、計10個近いスペアは、ナンバー付きのSAセブンを使用し箱根で慣らし走行をしてから、フランスに発送された。  
翌1982年には2台のRX7−254が用意されたが、ゼッケン83はNA8と同じサイズ、ゼッケン82はプロシードのアクスルを加工したパーツが使用され、このサイズは後にFC/FDセブンで採用された。 
結果、83号車は中盤にデフトラブルでリタイア。82号車は前項の5M/Tのトラブルを克服し、日本車で初めてル・マン24時間を完走する事ができ、翌日の新聞にRX7−254の写真がデカデカと掲載された。 
この時の車両の簡単な見分け方は、リアのハブナット4本タイプがプロシードデフである。 なお83号車には、ドライバーとして後にジャガーチームで有名?になった、トム・ウォーキンショーがハンドルを握っていた。
  
 
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