まほろば日記

2004年1月17日〜 発信 上田まほろばYH
 

2005年10月1日(土)
 
雁と雁の子
無言館館主の窪島誠一郎さんは、水上勉さんの息子さんである。 
35年も判らずにいて巡り合った、数奇な運命の人として、当時テレビなどで報道された。 
その辺のいきさつは自身も何冊かの本で書いている。 
そして、全然関係のないところで生きてきたにもかかわらず、今は同じように物を書く仕事をしている。 
ちょっと違うのは、窪島さんが非常に事業家としても長けているという点。 
水商売をやっても成功し、画商をしてもそれなりきの仕事をし、難しいといわれる美術館経営も上手にやっている。 
東京の明大前で「キッド・アイラックホール」という画廊喫茶兼小ホールも経営していて、そこの近くに住んでいるホステラーの方がよく行っているという。 
そして新刊がでると買って送ってくれる。 
今回「雁と雁の子」という本をいただいた。 
棄てられた子としての父への愛憎、出会ってからの親子の情愛の構築、臨終の頃のことなど書かれていて興味深い。 
有名な作家だったことで受けた恩恵はかなりのものと思うが、反面、父は父、自分は自分だという自我の確立に苦しんだようだ。 
何をしても水上勉のオーラに吸い込まれてしまう。 
 大きなものが無くなったこれからが勝負なのだろう。 
生まれ故郷の若狭で、雁の寺にちなんで、「帰雁の集い」として水上さんを偲ぶ会がもたれたという。   
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