まほろば日記
2004年1月17日〜 発信
上田まほろばYH
2005年11月30日(水)
民話講座のガイド
となりの川西公民館でも民話講座をやっていて、毎年私たちのグループが協力している。
今日は現地探訪ということでバスに乗って塩田平のあちこちを案内した。参加者20名弱。
木曽義仲の家来でこの辺の豪族だった「
手塚太郎光盛
」という武将がいる。
その娘の
唐糸と万寿姫
の話は、親孝行モノとしてかつて修身のモデルとして利用された話で、ご存知の方もあるかもしれない。
その手塚太郎の住居跡があり、立派な門が残っている。
もちろん後世のものであるが往時をしのばせる雰囲気がある。この門の中の建物の一つに唐糸観音を祀ったお堂もあり、住人の都合がつけば見せてもらえる。
また少し離れたところには手塚太郎を祀った五輪塔、自身が開基したとされる光盛寺跡がある。
いまは少しの石碑と菩提樹の木が残っているばかりである。
また手塚太郎が木曽義仲に従って出陣する際、武運長久を願ったら、勢いたった馬のひづめの跡が石の橋に付いたという。その石橋が残っている。
写真はその時のひづめの跡といわれているものである。(た)
2005年11月29日(火)
クリスマスイルミネーション
12月に入ると庭に賑やかなイルミネーションを点けて、道行く人を楽しませてくれる家が現れる。
まだ11月と思っていたら、赤坂上から常田新橋に向かう道筋に出現!!
この家は春から秋まではきれいに花を咲かせている。
上田からの帰り道、まだ5時前というのに薄暗くなってくる中、ライトが点滅している。
アッ、と思って、車を止めて撮影していたら、家の人が帰ってきて、嬉しそうだった。
「もうちょっと暗くなれば、もっときれいだよ」「撮ってやろうか?」など声をかけてくれた。
昨晩は、同じような髭の
元ヒッピー
といった50代後半の男性が2人宿泊。
ナホトカ航路
(なんと懐かしい響き)でヨーロッパに渡り、何年か放浪して歩いていたという。年代も同じくらいで、もしかしたら、何処かでクロスしていたかもしれないねなどと言って、面白い体験を色々語ってくれた。
一人はここ30年ニューヨークに住んでいるのだが、なんと”book off”があり、日本の古本を売っているという。そこで無言館の本を読んで、ここへ来る気になったらしい。
もう一人は、「その昔子供を40人くらい連れて、菅平へホステリングに行った事がある。雪の中ペアレントの指導で運動会をやった。その時の子供たちが、会うと今でもその話をする」というのだ。
「エーッ!菅平にいたのはうちですよー!」という訳で、なんたる奇遇!
そちらも顔を覚えていなかったのだが、こちらも全く覚えていなかった。
それにしても、長年YHを利用してくれてありがたいことだ。
2005年11月28日(月)
毎朝の霜
朝起きると一面の霜。こんな事がこのところ毎朝になった。
いよいよ冬に入ったのかと思えば、昼の日差しはまだまだ暖かく、衣服の調整が大変である。
草太の毛の抜け代わりが始まった。
はっきり覚えはないが、こんなに押し迫ってからだったかなと考えてしまう。これも今までの陽気の良さで遅れていたのかもしれない。
寒い中、草太は元気よく散歩に飛び出していく。
途中から暑くなってハアハアいいながら、日陰の草が霜でまだ真っ白になっている方へ、綱を引っ張って行く。
7歳にはなっていると思うがまだまだ。
霜がおりると花がやられてしまうので管理が大変。
ベコニアの花鉢は一つは花壇に置いて上から落ち葉をいっぱい被せておいた。もう一つは玄関前に置いて、夜はタオルやテーブルクロスをかけておく。この状態でいつまで持つのかを試してみることにした。
花の咲きかけているシクラメンは自宅の出窓で日光浴させることにした。
そこが一番日当たりが良さそうだったから。
でもこれも夜になると部屋の中に入れてカーテンを閉めたり二重窓を閉めたりしている。
鉢植えの花に一喜一憂の毎日(た)
2005年11月27日(日)
リンゴジュース作りA
今日のジュース作りは、早めに出かけてベテラン揃いなので、スムースに終った。
車以外の人は6本入れのケースごと送りたいというので、ペリカン便ではダメで、クロネコ便に取りにきてもらった。
関東方面だと1160円で、かなり割安になる。
2回目が終ったところで、皆で「六文銭」へとんかつを食べにいった。
12人なので、予約しておいたら2階の座敷だったということだ。
「六文銭かつ」が有名で、ロース肉を袋状に切れ目をいれて、そこにひき肉の味付けを詰めてフライにしてある。
たっぷりの野菜と漬物、味噌汁がついて1000円。
ごはんは1杯はタダでお替りできるとあって、食欲旺盛なホステラーには人気の店だ。
昨日ペリカン便の集配の人に、「明日はいっぱいあるからね」と言っておいたのに、2つばかりしかなくて、事情を話すと「オラほうでも、いくらも出来るでぇ」と言われてしまった。
会社に電話した時は、出来ないということだったのだが。
何事も現場の人に聞くのが一番かもしれない。
日中も人の出入りがあったり、今日の宿泊者もあり、一日中休む暇がなかった。
いま午後8時やっと一息。
2005年11月26日(土)
最後の採り入れ
YHの坂をおりて左折したところにある橋の手前に、立派な柿の木がある。
鈴なりの実がなっているにもかかわらず、ほったらかされているなぁと思ってみていた。
それが今日買い物帰りに、おじさんが登って採り入れしているのに出くわした。
全部採れるのか疑問ではあるが・・・
あまりに絵になっているので、常に持ち歩いているカメラをとり出した。
まだ明るさの残った空をバックに、赤い柿の実と頬かむりしたおじさんは絶好の被写体だったのだが、結果は無惨。腕が悪かった。(とボヤいていたら、パソコンを持参したK氏が明るさを調整してくれて、なんとか)
明日はまたリンゴジュース作り。
慣れた人たちが多く、賑やかだ。
6人ずつ2班に分けて、第一陣は開始時間に遅れないよう8時には出発ということになった。
2005年11月25日(金)
ジャスコ
朝は曇り空。そのせいで霜もなく、日中にはいい天気で暖かかった。
上田のジャスコへ買い物に行った。
自慢じゃないがこれが出来てから、今までに2回しか行った事がなく、今日で3回目。
苦戦しているという噂で、そのせいかもう売り場をリニューアルして、「記念大売出し」ということで、全商品10パーセント引き。
県協会50周年用に、お父さんの洋服を買った。
私はもちろん和服リフォームの手作り洋服できまり。
2005年11月24日(木)
すっかり寒くなって
このところ、今までの暖かかった気候とは別れを告げ、ようやく本来の寒さに戻った模様だ。
緩んでいた体がついていけなくて、朝晩の寒さがつらい。
霜もしっかりと降りて、草太の散歩も真っ白になった草を踏みしめながら歩いていくことが多い。
その中で、いまだに面白い葉っぱのすすきがまだまだ頑張っている。
緑の葉っぱがまだらに黄色になっているもので、普通のすすきと同じ頃に穂を出すのだが、生け花にも使えるようなもので、なかなか風情がある。
まほろばの登り道にあるのだが、車では気が付かないで来る方が多い。
もうそろそろ枯葉に近くなって来たが、まだ秋だぞとばかり頑張っている。(た)
2005年11月23日(水)
「花りんご」のスィーツ
別所駅の構内にある喫茶店「花りんご」の
アップルパイ
が美味しい。
オーナーはお父さんの友人の娘さんなのだが、アメリカでデザインの勉強をしてきたオシャレな女性。
料理の方は専門外かなと思っていたら、ケーキ作りもなかなかの腕前。
アップルパイの皮が手作りならではのサクサク、中身も甘すぎずいい感じ、「もっと食べた〜い」気になってしまうのでもうちょっと甘くてもいいかな・・・
チーズタルト
もりんごの煮たものが入って、繊細な美味しさ。
ケーキ屋さんではない、喫茶店でこの味はいち押しかも。
気になるお値段は、飲み物セットで800円くらいだが、うちに
50円の割引
き券
がある。
2005年11月22日(火)
リンゴジュース作り@
今年初めてのジュース作り。
朝到着したもう一人の男性ホステラーも加わって、寒い中芯抜きから始まる。
責任者は去年のおニイサンではなく、ベテランのおじさんだった。
慣れないこともあり少し遅くなってしまい、午後の部の人たちに押されたりしたが、何とか終了。
りんごが良かったのか、おじさんの指導が良かったのか、2回転で106本も出来た。(去年は100本以下)
伊豆高原のご一行様は、
ハネダシりんご
も買出しした。
ジュース用の籠の中から選ぶと1キロ100円なのだが、今年は出来が良くていい林檎が沢山あった。
ガラガラと入れてあるので、打ち身、捻挫の心配があり、早めに食べきる必要がある。
しかし、ここから買うのは今後はご法度ということだ。
普通のハネダシは1キロ250円なのだから、100円で買われては割に合わないということだろう。
2005年11月21日(月)
鍋の季節
寒くなっていよいよお鍋のシーズン。
今日は、伊豆の青い風YHのペアレントさんが、お友達と4人でお泊り。
リンゴジュース作りをしたいと、誘い合わせて来て下さったのだ。
もう一人のホステラーの男性と、ヒロタ君と我ら夫婦、8人でワインを飲みながら、鍋を囲んだ。
お友達のかたは、みな伊豆高原のペンションのオーナーで、思いがけず食堂が炬燵だったので「ゆっくりできる」と喜んでいた。
明日は朝8時半から2回転のジュース作りなので、みな早めにお休み。
2005年11月20日(日)
次郎柿
去年”座布団柿”と言って笑われた”次郎柿”が、今年もKさんから送られてきた。大きくてふんわりと四角っぽくて、平で
座布団
と言ってしまいそうなその姿。
さっそく、有りあわせのりんご、バナナと一緒にヨーグルトサラダでいただいた。さくさくして美味しい。
もう何日か置いておくと柔らかくなって、さらに美味しくなるだろう。
レシピが入っていて、そのひとつに「
しっとりクッキー
」というのがあった。
小麦粉 200g バター 100g さとう 50g
卵 1ヶ ベーキングパウダー 小1/3 柿 1/2ヶ
@柿は5oくらいに切ってレンジで4分かける。
Aバター+砂糖+卵+柿+バニラエッセンス
B粉+ベーキングパウダーをAにまぜ、丸く形つくる。
C170℃のオーブンで20分焼く。
柿が大きいので半分しか入っていないが、しっとりクッキーというのだから、柔らかい感触なのだろう。
試してみる価値はありそうだ。
2005年11月19日(土)
青首大根の収穫
霜も何回か降ったことだし、我が家の畑の大根の採り入れをした。
田沢温泉近くの、姉の家の畑を借りて種を播いたのだ。
間引きも姉がやってくれたので、言ってみれば植えっぱなしで、良くぞと思うようないい大根が採れた。
ただし播き方が悪くてまばらなのだが。
白い大根と野沢菜はまだ小さいので、青首大根(しな大根)だけを採った。40本くらい。
これを沢庵漬にするのが我が家風。
もともと水分が少なく甘みのある大根なので煮物には向かず、おろしか漬物に向いている。
八割がた緑色なので、そこに黄色が加わると奇妙な色となるが、すてがたい味である。
2005年11月18日(金)
落葉盛ん
このところ急に寒くなって、朝は霜で真っ白。
もみじの葉がどんどん降り積もって、踏むのも惜しい美しさだ。しばらくは掃かずに贅沢な気分にひたろう。
洋裁仲間の友人が、さる処から古反物をドンと手に入れたので、見にこないかという。
何代か続いた呉服屋が閉店して、解体を頼まれた業者が、いらないなら棄てるというので貰ってきたのだという。
世の中こうして棄てられる着物がよくあり、後から聞かされる事が多い。
危ないところだった。
染の見本や巻きの反物など3行李ほどもあり、欲しいのを持って行っていいというので、4本いただいてきた。
古いものではないが、染見本などは見ているだけで豊かな気持ちになる。
日本の文様は実にすばらしい。
これを使って、モノが出来るのはいつのことやら・・・
2005年11月17日(木)
ボジョレーヌーボー
先日のYHを結ぶ旅の、田沢温泉コースに参加したS氏は、某有名ビール会社にお勤め。
その時にワインをお土産に持ってきたのだが、これが去年のヌーボー。
それはそれですっきりとした味わいの美味しいワインだったのだが・・・「去年のヌーボーかぁ」などという声が上がったのが、気になったのか、解禁の本日”正真正銘のヌーボー”が送られてきた。
フランスのブルゴーニュ産。三ツ星レストランT・Vにセレクトされたハイクラスなヌーボー・・・と書いてある。
いやがうえにも期待が高まる。
庭の紅葉とお似合いで、パチリ。
今晩は乾杯!!
2005年11月16日(水)
富山県立近代美術館
食べ物だけでなく教養?もと、昨日の帰り道に富山県立近代美術館へ寄った。
紅葉の始まった木立と広い芝生に囲まれた、素晴らしいシチュエーション。
桜の季節にはさぞかしと思われる。
中心がドーム型になった建物は、1,2階とも中央に立つと展示場全体を見渡せる絶妙な造りになっている。
これって、どこかの刑務所と同じ?
常設は抽象絵画で難解なのだが、幸いなことに特別展で
”とやまの洋画史”というのをやっていたのだ。
大部分が具象の作品で、これならワカル。
明治、大正、昭和と、富山出身で東京美術学校に進んだ画家や、師範学校や旧制中学に赴任してきた美術教師などの、力のあるいい作品が並んでいて圧倒された。
ピカソ、ルオー、シャガールなどの展示スペースもあった。
満足、満足。
写真は氷見のフィッシャーマンズワーフで売っていた、巨大なイカ。
ソデイカ、19000円!!
2005年11月15日(火)
海の見える露天風呂
暗くなってから着いたので、昨日は良く判らなかったが、朝になってみたら海を目の前の絶景の風呂!
富山湾にそって、民宿旅館は山ほどあるが、大体は海に沿って1本の道があり、その内側に家並みがある。もちろん窓から海は見えるが、ちょっと離れているのが普通。
しかしこの宿は道より海側にたっていて、窓の外の崖下際まで海が来ている。
食堂、寝室とも窓の外すぐに海。
そして風呂からの景色のすばらしさ!!
(温泉でないのが残念)。
建物はまだ新しく、いままでの海辺の民宿のイメージとは、ちょっと違うペンション風。部屋は6室のみの2階建。
食事も刺身だけどんと出るのでなく、焼き魚、マリネ、酢の物、揚げ物、煮物、うどん、鍋2種類、鮭のわっぱ飯、シャーベットのデザートまで、手の込んだ料理がこれでもかと出る。料金は12000円で民宿としては高い。
難点はあまりに遠いことと、対応に雑な面があったこと。
近かったら、また来たいところだ。
風呂のみでも350円で入れるらしい。
2005年11月14日(月)
わちがい
どうした風の吹き回しか、夫婦で氷見へ1泊旅行に出かけた。10時近くに出発して、別所ー麻績ー坂北ー山清路ー八坂ー大町ー糸魚川へと抜けて行った。
途中、民話フェスティバルに来てくれた「大町民話の会」の人たちが、大町駅構内に拠点を持って、説明や語りをしているというので、覗いてみた。
丁度席をはずしていてお逢いできなかったが、写真などを預けてから、町おこしで始めたという店へ行ってみた。
かつて医家だったという古いお屋敷を、手直しして食事処としている。
古い薬医門と石楠花など植わった庭のある風情のある建物だ。屋号が「わちがい」(輪違い)といって、丸い輪が重なった紋である。
表座敷と、裏には和室に椅子テーブルを置いた部屋があり、メイン通りに面していながら静かな場所だ。
メニューは
おざんざ
という細うどんと定食1種類。
小鉢が3品ほど付いて、1200円。
味はまあまあなのだが、お客は僅かしかいないのに、慣れないせいか30分以上待たせられてしまった。それで、お昼を食べるのに小1時間もかかってしまったのだ。
今日は先が長いので、苛々。
しかし、坂北から姫川あたりまでは紅葉がまだまだ盛りで、きれいだったので、ま、いいか。
高速を使わず、古い海沿いの街道を走っていったので、氷見に着いたのは6時半だった。
インターネットで探しておいた”ラ・セリオール”というオーベルジュというかペンション風民宿。
民宿は沢山あって迷ったのだが、決め手は海を目の前の露天風呂の写真だった。
予想通り大当たり。
2005年11月13日(日)
七五三日和
学生時代のホステラー仲間が来て、久しぶりに塩田平を案内して、あちこち行ってみた。
紅葉もさすがに終わりに近づいているが、まだなかなかの風情である。
野倉の赤地蔵
、これは雨乞いに使われて火中にまで抛り込まれて、赤くなったといわれている(実は赤く塗られているのだが)。
旱に苦しんでいた塩田平には、各地にこうした雨乞いの行事があったと言われている。
中禅寺では、縄で龍を象った物を作って水盤に浮かべ、その様を見て雨の降ってくる方向まで占ったということだ。
それも
沢山池(さやまいけ)
という大きな池が出来てからは、旱魃の心配もなくなり、ため池の数も200あまりから100あまりまで減ったのだそうだ。
中禅寺、前山寺とまわり、最後に
生島足島(いくしまたるしま)神社
まで来たら、すごい車と人の数。
子供の姿を見て、あっ今日は七五三だったと気が付いた。
着飾った子供たちが主役で、両親は写真を撮るのに大わらわというところであった。(た)
2005年11月12日(土)
日中友好
先日お泊りの級長さんが、中国
桂林
に日本の書籍を集めた図書館
を作る運動をなさっているという。
ことの始まりは、留学生支援のボランテァをしていて、桂林からの留学生をお世話した。
その時、「中国で日本語の勉強をしようとしても、本が少ない。一方日本では、本が簡単に棄てられている。なんとかできないか。」という話があった。
そこで力になろうと、奔走しはじめた。
今までにかなりの本を贈ったようだが、まだいくらでも欲しいという。
ネックは送料が高いこと。
うちにも処分したい本があるのだが、送り賃が20キロで7000円ほどにもなるという。
どこかにこうしたことに理解があって、送料をドンと出してくれる気前のいい会社はないかしらん?
ベランダ横のもみじが、日当たりが良くなったせいか、今までになく見事に紅葉している。
2005年11月11日(金)
山田池の水入れ始まる
春から秋まで、塩田平の田んぼに水を供給した役割を終え、水を払われてしばしの休息を与えられていた
灌漑用池
に、今また水が注ぎ込まれている。
山田池も数日前から水門が開けられ、日に日に水の量も多くなって来ている。
塩田平第二の大きさを誇るこの山田池は、満タンに水をたたえるまでには1ヶ月ほどかかるだろう。
干上がった池の中ほどに、僅かに残っていた水で遊んでいた
渡り鴨
たちも、水面が広がるにつれて、遊びの範囲をひろげ、喜んでいるように見える。
鯉の養殖も終わり、今は水鳥たちの天下になっている池々は、塩田平の風物であるとともに、格好の散歩コースになっている。
2005年11月10日(木)
へいっ!同級会だぁ!
中学の同級生3人組のオジサマたちが、イタリアの若者を巻き込んで、大はしゃぎ。
一緒にビールを飲ませ、それぞれ日本語でしゃべり、イタリア語でしゃべり、不思議に通じて意気投合!!
「わっはっはー」と笑い声が絶えない。
元級長は今もそれらしく、いかにもいたずら小僧だったという感じの方はパワフルに、のんびりと付いて行くタイプの方はおっとりと、3人の役割は今も決まっているといった感じ。
何十年たっても、こんなに仲良く、本当に楽しげに旅行できる仲って、素敵だ。
地図とハンドブックを見ながら、明日の予定を嬉しそうにたてている。
このところ読んでいる本が「シモネッタのデカメロン」(田丸公美子)という、イタリア男性のくどき上手を、面白おかしく書いた本。
残念ながら、お誘いはございませんでした。
2005年11月9日(水)
もみじ湖の紅葉
じつは昨日、友人と箕輪町の
もみじ湖
へ紅葉を見に行ったのだ。
もみじ湖は伊那市の手前、東側の山の方向入ったところのダム湖で、もみじの名所として名高い。
地元の人達が1万本の苗木を植えたことに始まるという。
今を盛りに真っ赤な紅葉が、これでもかと植わっている。
しかし、同じ種類ばかりなので、すごいけど面白みがないといおうか、風情がないといおうか。
やはり中に黄色があり、緑が残ったり、茶っぽいのがあったりするとお互いに映えるのだが。これって比喩的?
今日が特別なのか、いつもそうなのか風が強く、時々ばーっと落ち葉が吹雪のように舞いあがるのが、映画の1シーンのようだった。
そう”風の又三郎”
2005年11月8日(火)
塩田中学の銀杏並木
塩田町駅に隣り合って、塩田中学校がある。
その校門から続く銀杏並木が黄葉してまばゆい。
いましも中学生が下校前の掃除に勤しんでいる、昔ながらの光景があった。
2005年11月7日(月)
柿すだれ
塩尻地区を歩いた時に、こんな懐かしい風景に出会った。
蚕室造りの民家の軒に干し柿が吊るされ、ぬくぬくと日を浴びている姿は、一気に幼少期へ連れ戻されるような、懐かしいものであった。
かつてはあちこちで普通に見られる光景だったが、最近は採る人もなく、鈴なりの柿の実が野辺に灯りをともしている。
下側の駐車場の端のほうに、お父さんが花壇を作ろうとしている。
私の趣味としては、ハーブやワイルドフラワーなどを植えて欲しいのだが、フリージャーやチューリップなど可愛い花を植えたいらしい。
来春がお楽しみ。
2005年11月6日(日)
なんちゃってトリフ
先日の塩田公民館の文化祭の時に、食生活改善委員会の展示で、
トリフチョコ
レート
の試食があった。
食感も味もトリフそのものなのだが、これがなんとサツマイモで出来ていると聞いてびっくり。
味も優しく、いくら食べても胃にもたれないので、試食品というのにいっぱい食べてしまった。
着物リフォームの仲間内では、古い模様をそれらしく再現して、一見、年代物?と思わせる着物を
”なんちゃって着物”というところから、
”
なんちゃってトリフ
”と名づけてみた。
あまりに簡単で美味しいので、ぜひお試しを。
レシピ
は
さつまいも 500g
チョコレート 150g
ココア 大匙2
砂糖 大匙2
@さつまいもは茹でてつぶす。
A @にチョコレートを入れて蓋をして溶かす。
Bチョコレートが溶けたら、ココアを加えて混ぜる。
C丸めてココア(分量外)をまぶす。
2005年11月5日(土)
景観80選ウォーキング 塩尻地区編
上田市では平成12年から、年3回くらいの割合で、景観的にも歴史的にも優れている地域を探訪するイベントが行われている。
今回は、蚕室造りの民家が建ち並ぶ塩尻地区のウォークということで、参加してみた。
朝から曇って寒い日で心配していたら、途中から素晴らしい天気になり、折から太郎山が紅葉真っ盛り、最高のウォーキング日和になった。
前回のように住宅街の散策かと、タカをくくっていたら、とんでもない。
山の急斜面を登って中腹の神社へ行ったり、河原にあって奇跡的に洪水を免れた天満宮に寄ったり、市長の母袋創一氏の家を覗いたり、かなりの距離を歩いて足がヨロヨロ。ウォーキングというよりは、ハイキングだねと言い合った。
面白かったのは、参勤交代の折、加賀の殿様(前田氏)がご休憩に寄ったという家で、殿様専用の厠を見物。紋瓦葺の独立した建物が庭に作られていて、中は畳敷きで木の便器だった。
あちこちに立派な蚕室造りの家々が立ち並ぶ風景はやはり凄い。
財を成した家は、「立派な門と松と髭の主人がいる」と地元の人が笑って語っていた。
オオムラサキの繁殖地があるこの裏山を残して、子供たちを自然のなかで遊ばせて、体験できる場所を造りたいと、教育委員長もなさっている住人のかたが、熱く語っていた。
2005年11月4日(金)
我が家の紅葉も見頃
朝晩ぐっと冷え込んできて、まほろばの周りの紅葉も良くなってきた。
杉の林越しに紅葉が透けて見えるところなど、なかなかのもの。
お茶を飲みながら、「きれいだねぇ」と見渡して、山の中に住む幸せをかみしめている。
今年はいつまでも暖かくて、あの長い冬の到来を忘れてしまっているが、蟻とキリギリスにならぬよう、心して準備しなければ・・・
2005年11月3日(木)
芸術の秋盛ん
上田創造館
で美術展が始まった。
もともと創造館という所は上田を始め、周辺町村の行政組合が作った公共施設なので、広範囲にいろいろな催しを行っている。
ここの美術館で、今日から「上小地域作家作品展」というのが始まった。
絵画、農民美術(木彫)、陶芸、彫刻、書道、写真などのプロの作品が展示されている。
その横の展示室では、夫たちのグループがお世話した
切り絵
の作品展も行われている。まだ4回ばかりの講習ながら、結構なものを作れるようになって驚いている。
また大ホールでは、数年来行われている全国募集の版画展が行われている。
何が版画なのかわからなくなるような、多彩な手法の作品が並んでいる。
写真は、わかりやすい切り絵の展示風景である。
2005年11月2日(水)
周辺紅葉模様
いつもより1週間ほどは紅葉が遅いというのが、このところの定説(?)になっている。今日はお天気も上々、ちょっと確かめて来ようと周辺の紅葉探訪に出かけた。
まず、沢山(さやま)池まで下りてみる。
独鈷山
は、上の方はかなりきれいになっている。(写真)
野倉(のぐら)はまだ少し早いようだ。
さらに細い県道を鹿教湯(かけゆ)温泉に向かう。
途中で左へ下りる道を発見。降りていくと自転車の方に会い、確かめたところ沢山池へ行けるという。
どんどん下っていってみると、周りの林の風情がいいし、紅葉もなかなかいい。
まほろばから鹿教湯まで行くバイクの方には、ちょっと面白いコースになるのでは、と思った。
鹿教湯温泉からは、国道254号線を丸子方面に走ると、独鈷山の裏側が見えるが、紅葉はまあまあの状態。
ここから152号線にでて、さらに右に折れて武石(たけし)村に入り、
岳の
湯
方面へ。
途中の渓谷が素晴らしい紅葉であった。やはり紅葉は渓谷であると納得した。
そこから上へ登ると伊藤忠の開発した別荘地で、凝ったログハウスが沢山建っている。
頂上には展望台があり、雄大な裾野を引く蓼科山や八ヶ岳、浅間山などが見渡せる絶景である。
今日はもう午後にもなって霞んでいた。
結論としては紅葉前線は1000m程度まで下りているが、今年の紅葉はもう少しかなという状態。
でも場所によってはなかなかの見ごたえといったところ。
2005年11月1日(火)
YHを結んで歩く旅パートUB
東昌寺の感動を胸に、少し疲れた足を田沢温泉に向ける。
天気は良し、周りの紅葉も少しずつ良くなり、ということは標高が高くなっているらしい。
そういえばお腹もすいたということで、食事処を探すが、国道143号に出てみてもさっぱり無い。
諦めかけたところで思いついて、沓掛温泉の方へ道をそれて探したところで、ようやく蕎麦屋を見つけた。
そこに置いてあった
青木村蕎麦マップ
を見ると、そのへんからは何軒もあったのですよ、蕎麦屋が。
けっこうなお蕎麦で満足して、最後の目的地、田沢温泉へと急ぐ。14時にふじやYHに到着した。
ホテル兼業のYHのフロントで挨拶して、温泉に入れていただく。岩のベッドつき露天風呂が有名で、ゆっくり疲れを取らせていただき幸せな気分になったという結末でした。
ちなみに、外来入浴は500円、YH宿泊者はもちろんタダ。
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2005年11月の日記
→ 2005年12月の日記
←
2005年 11月
→
日
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料理 (1)
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