++ てしごとDiary ++
izumiジュエリーシマノの藤沢泉のページです。
神奈川県小田原市に、ジュエリーショップを経営しております。

ジュエリーの紹介の他、アクセサリースクールの情報、またプライベートについても、
日々のことを書かせていただきます。




(背景は Happy Cloverシリーズ−シロツメクサのチョーカー)


2020. 8. 28. Fri ブローチ研究
2020. 8. 27. Thu 黒真珠リングのリメイク
2020. 8. 22. Sat 受け継ぐジュエリー
2020. 8. 20. Thu 夏期休業ありがとうございました
2020. 8. 17. Mon 熱海と池田満寿夫さん
2020. 8. 16. Sun 網代の花火大会
2020. 8. 08. Sat インフィニティーS
2020年 8月
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2020. 8. 17. Mon
 
熱海と池田満寿夫さん
今年は2月に写真展を見て以来、美術館には1度も足を運べていませんでした。半年ぶりに訪れたのは熱海の2つの拠点です。 
 
網代(熱海市)に花火を見るために訪れた折、そういえば、網代のあたりに池田満寿夫さんの美術館があったはずと思い出し、夫に話したところ、いや池田満寿夫さんの美術館は熱海駅の近くにあるよね、と食い違い。 
 
ネットで見ましたら、網代(下多賀)には「池田満寿夫記念館」があり、熱海駅近くには「池田満寿夫・佐藤陽子創作の家」が。 
2つの開放された場所があるということでした。 
 
網代でタクシーに乗ると、「工房の方ね。」と言われ、山道をだいぶ登ったみかん畑の中に広い敷地。 
工房というより工場かというような大きな建物の隣に、展示室があり、池田さんの版画、陶芸、ブロンズなど拝見することができました。 
 
ジャン・コクトー風だったり、ピカソ風、あるいはマティス的なものも・・。作風は1つにとどまらず軽やかに変化していく感じがあり、器用な方なのかなと。でも線はいつもとても綺麗で気持ちが良い。 
 
係りの方が、展示室の隣の工房もご案内くださいました。 
陶芸のための大きな電気窯があり、まだお道具などもそのままおかれています。ここで夜を明かせるように泊まれるようになっていて、その生活感もそのままに。 
 
たくさんの蔵書に、図書館のようでもありました。アート関連の本が多くて、手に取って見たいものがたくさんありました。こちらは今も佐藤陽子さんが時折訪れて管理しているご様子です。 
 
ここからまたタクシーで。 
 
池田さんが多賀の工房とお住まいを車で20分くらいで往き来していたと館内のビデオで知りましたので、仕事を終えて家路に着く気持ちなど想像しながら、熱海の風景を楽しみました。 
 
熱海駅から少し登った眺望の良いところに、お二人の住まいだったお家が。こちらが創作の家となっています。 
 
こちらは陽子さんのバイオリンに関係するものも展示されています。 
お住まいは随所にこだわりのものがあり(トイレ可愛い!)、展示は絵や版画が多く、出版されたご本の数々なども。実に多彩な方だったのですね。こちらも見どころたっぷりでした。 
 
ビデオが2時間以上あるのかしら。池田満寿夫さんの生い立ちや女性関係のこと、佐藤陽子さんとの出会いなど、だいぶ濃い内容。 
 
全部見たかったけれど、今回は1時間ちょっとまで見て時間切となりました。(また続きを見たい!) 
 
池田満寿夫さん、と言っても50超えの方にしかわからないかも。 
あの頃エーゲ海を捧ぐの小説で話題になり、映画をお作りになりましたから、その宣伝のためにテレビに出られていたのでしょうか。 
 
クルクルパーマでなんだか楽しそうに話す方で、その横に丸顔の陽子さんがまた楽しそうに寄り添っていたことを微かに覚えております。
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